商品の良さを知ってもらいたくて書いたブログ記事なのに、読者の反応がいまひとつないということはありませんか?
その原因は、ブログ記事に抽象的な言葉を使いすぎているからである。
例えば、以下のような言葉を多用していませんか?
- とても
- すごく
- 大変
- 長い
- 短い
- 大きい
- 小さい
上記のような言葉は、読者の心には届きません。
なので、反応が少ないのです。
もくじ
1.読者の想像任せにする抽象的な言葉は使わない
つまり、抽象的すぎてどのくらいか読者には伝わらないのです。
また、印象にも残りません。
読者に「ご想像におまかせします」という感じを与え、
相手任せにしているからです。
2.具体的なことを考えずに使える便利そうな言葉を使わない
文章について上司に指摘された言葉を今でも覚えています。
それは、「小学生みたいな文章を書くな」という言葉です。
なぜ上司がそのような言葉を使ったかというと、
以下のような抽象的な言葉を目標設定に使っていたからです。
- すぐに
- とても
- あまり
上記のような言葉は、具体的なことを考えずに使える便利な言葉だからです。
それっぽいことを言っているように思えますが、その文章を読んだ相手にはなにも伝わりません。
具体的でない言葉は、「自分がイメージしていること」を相手に「同じイメージさせること」はできません。
なぜ小学生みたいな文章かというと、
小学生の感想文によく使われる言葉だからです。
小学生の頃に感想文を書かされたときに、
早く終わらせるためにあまり考えずに以下のような
文章を書いていませんでしたか?
- すごく楽しかったです。
- とても役に立ちました。
- よくわかりました。
3.インパクトがある言葉は、人の心を動かす
しかし、「小学生みたいな文章」という上司の言葉に、
当時はひどく腹がたったことを今でも覚えています。
それくらいインパクトがある言葉でした。
なぜなら、指摘されていることがズバリ当たっていたからです。
目標設定を早く適当に終わらせたかったからです。
上司にしてみれば、部下の目標に対する成果を見て
評価する必要があります。
しかし、あいまいな目標を立てられると
あいまいな評価しかできなくなります。
もしくは、目標を立てた本人と異なる尺度で
評価してしまうことになります。
4.抽象的な言葉は、相手の感じ方次第になる
つまり、目標達成の基準を評価する側の主観に委ねられてしまいます。
例えば、5個のミカンがある場合、
多いと感じる人もいれば、
少ないと感じる人もいます。
相手の感じ方次第です。
それは、明確な基準がないから起こってしまいます。
5.具体的な言葉を使えば、相手に正しく伝わる
「10個のミカンを手に入れること」を目標とした場合、
「5個のミカンを手に入れた」という結果は、
目標に程遠い結果だったということが明白となります。
そうなれば、評価する側も明確に評価することができます。
相手に正しく伝えるには、以下のようにしましょう。
- 具体的な数字を使う
- 具体的な色や形を説明する
- 例えを使って、相手が想像できるように表現する
- 具体的なメリットやデメリットを伝える
相手にも自分と同じレベルが想像できるような具体的な言葉を使いましょう。
6.抽象的な言葉の利用は、自問自答して防ぐ
抽象的な言葉を使いそうになったときに、
自分に対して第3者の視点からどのくらいか問いかけましょう。
例えば、「長い」という言葉を使いそうになったときに、
自分に「どのくらいの長さなの?」と自問自答しましょう。
それに対して、具体的にイメージできる言葉で回答しましょう。
例えば、「10キロくらい」、「東京の山手線1周くらい」とか
具体的にイメージできる表現を探しましょう。
読者の反応が欲しいなら、具体的な言葉を使えばよいのです。
以上です。